消えたシュークリームに思わずニンマリ

「誰かに校閲・しっかりとした感想をもらいたい人向けコンテスト」用の辛口レビュとなります。

 いきなりですが、物語の展開が少々古いですね。(良い・悪いではなく)
 古さも貫けば武器になる。
 どうやれば良いかな? としばし考えましたが、現代ファンタジーではなくて伝奇にしてしまえば良いのかな? と思いました。(あくまで私感です)

 筆者の物語に「慣れ」を感じるので、少し刺さるレビュとなりますがご了承ください。

 まず現段階までの物語の構成ですが、スタートがゼロ地点であることのうま味がありません。
 よくある起承転結の「起」の部分ですね。
 この「起」は「転」くらいのパワーがほしい。でなければ読み進める力が不足してしまいます。

 具体的なうま味は、謎・文体・事件で演出できます。
 それら3つの力、あるいはいずれかの力で物語を牽引するのですが、残念ながら現時点ではいずれも力不足でした。

 何故力不足なのか? という部分については、おそらく物語の世界観・謎を追ってもらいたい、という意図のためかな? と感じました。(違うかもしれません)
 筆者が読者に読ませたい意図は、なるべく手短に。あくまでエンタメですので世界観・場面ではなく、物語に比重を置いてみてください。

 それなりの魅力(うま味)が出せるのであればスタートから。そうでなければ途中から――具体的に「始動」からでも良いです。

 次にサキの魅力が足りません。
 もっと彼女は輝ける。
 彼女が輝けば、この物語はもっと色づくことでしょう。

 辛口になってしまい、申し訳ありません。
 以上でレビュを終わります。ありがとうございました。