第16話 結果発表

とうとう中間発表から二ヶ月が過ぎ、結果発表の日がやってきました。


おばあさんは朝からそわそわして、洗濯をしても、おじいさんのふんどしに穴を開けてしまうくらいに、心ここにあらずな様子です。


カクヨムたろうもシステム処理の傍ら、こっそり発表を待ち続けました。


午後に差し掛かろうという時、突如空がかき曇り、鋭い稲光とともに雷鳴が鳴り響くと、雲間から太陽が覗き、一光のもとにおばあさんが照らされました。


「おばあさん……わたしはカクカワ……そなたの小説を大賞をもって絵巻にすることとする……」


「なんとまぁ!」


おばあさんはその場で腰を抜かして驚きました。


カクヨムたろうも慌てて家から出てきて、おばあさんのところへ向かいました。

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