第4話 驚愕
「そ、そんなことができるというのかね!?」
わたしの愛のポエムが……世界発信!
おばあさんの胸に熱い思いがほとばしる!
「ばあさん……」
おばあさんの日頃の想いをそっと見守ってきたおじいさんの目に涙が……
「そうです。わたしはカクヨムたろう。カクヨムを運営する、陰ながら作家たちを支えるものなのです。おばあさんにであったのも運命だと思うのです」
カクヨムたろうは早速おじいさんたちの家の中にサーバー(完全自家発電)を設置し、パソコンをどこからともなく取り出すと、システムを起動させた。
そして、おばあさんにはスマホを。
「さぁ、おばあさん。あなたの素晴らしい愛のポエムを書き綴るのです!」
「なんてこと! おじいさん、あなたへの愛のポエムが世界発信!」
「驚いた、驚いた!」
おじいさんはあまりの衝撃に両手を上げて驚愕した。
その拍子に手に持っていた鎌が放り投げられて、ヒュンヒュンと弧を描きながら、カクヨムたろうめがけて飛んでいく。
ガシッ!
カクヨムたろうはそれを片手で捕らえると、口の端を上げて不敵に笑った。
「これしきのこと……、わたしにはなんでもないことですよ……」
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