彼女の意識に安らぎあれ

勇者と旅をする聖職者の物語。

まるでRPGのようなあらすじですがアイデアはSF的。
ネタバレを避けるため多くは語れませんが、主人公と共に旅する勇者は特殊な「意識」を持っており、それもまたRPGを連想させます。
ですが後半、これが単なるパロディではないことが明らかに。
〈カクヨム計劃トリビュート/〉参加作という事もあり、捻りのきいたどんでん返しが待っています。
そして最後には、伊藤計劃氏の記さなかったある種の救済も。

どこかニーアレプリカントを連想させる雰囲気も切なくて好きでした。

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