僕は小学生時代に図書委員長でした。結構頼りにされた思い出があります。
テンポはややスローな印象で、ありがちと思いきや怒とうの連鎖にどんどん引き込まれる。本屋という発想が良かったですね。
文章と展開の相乗効果が素晴らしいところが特筆される。どちらも欠かせない。
INTとは別に経験による知識を反映するパラメーターがあると面白そうです。主人公は200ぐらいありそうです。本で得た知識と自分で歩いた経験で得たものは揺るぎ無いですね。
キャラクター達は舞台に匹敵するほどの優しさがある。この作品が今後レベルアップしていくと面白いですね。
知識……それは時として人を救い、そして攻略の鍵ともなる。それを身に付けている人間が重宝されることは多々あれど、素人同然の本屋の店員がダンジョンに飛び込むなんて無謀も良いところ。
歩けば傷を負い、転べば怪我を負い、騒動に巻き込まれれば回復魔法が欠かせない。そんな非力な本屋の店員が織り成すハチャメチャダンジョン攻略に目が離せません。
骨がいくらあっても足りない、血がどれだけあっても足りない、命がいくつあっても足りない。彼にとってダンジョン攻略は常には九死に一生スペシャルも同然。しかし、今日も彼は他人のドタバタに巻き込まれ、そして自分の知的欲求を満たすべく、ダンジョンに足を踏み入れる。そして後々になって入るべきでなかったと後悔する……。
非力だけども御人好しな主人公が好きな方には是非とも読んで頂きたい。そんな素敵な一作でございますw
ファンタジー世界の書店員が、嫌々ながらダンジョンに潜るハメになるというストーリー展開。これが昨今のツボを押さえていて、ものすごく好感がもてます。
そして、キャラクターが抜群にいい!
特に、主人公アシタの思考や行動は必然性があり、すいすいと読むことができます。本好きなら(というか、カクヨム利用者で本嫌いは居ないと思う<笑)「あーわかるわかる」と共感間違いなし。
さらに、さばさばとしたヒロイン、エルシィも一本筋の通った、きもちの良い女性。誰しもがいっしょにダンジョン探索したくなるような、明るい魅力に溢れています。
そんな2人が織りなす、今後が気になる良作品です!
一読者として、更新楽しみにしています!