甘い匂いにつられて

掴みで少しにやけた。
ドレミファソラシドはバラバラに散らばっていて、実に狂った調律だ。
久々に奇作を読んだ気がする。
圧倒的な世界観である上に、すっと読み流すだけでは理解できない中身の読みごたえは素晴らしい。
いくつもの意味があり、すべてがダーティである。
漠然とした何かを探す旅の果てにいつしか甘い匂いに誘われてしまう。

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