いい意味で昭和初期のなんとも言えない雰囲気を漂わせた作品。主人公二人の軽快なやり取りと共に、独特の世界観の中で語られて行くホラーは絶品です。
放置プレイからの脱却目指します
レトロな雰囲気で語られていく、なさけなさが魅力的な小説家と飄々とした少し強引な記者男二人を中心にして語られる良き古き怪奇小説。面白くて一気に読んだ。なんていうか本で売ってたら絶対に買って本棚に置いと…続きを読む
昭和初期の空気を切り取った怪異譚たち。彼らは相応に不気味でありながら、どこか切ない佇まいです。怪異の解決に乗り出すダメ男コンビ+αがこれまた、実に宜しい。繊細ながら図太くもある大久保は、理想…続きを読む
言葉、品物、時代が移ろい変化しても見えない場所に思いを馳せるのは、隙間への興味と恐怖。日常にある、ふとした現象にあるのかもしれない怪異の気配。読む者を引き寄せ、読む者は立ち入ってしまう。…続きを読む
この文体、文調、何を勉強すればこんな自然なレトロ感を出せるのでしょうか。世界観とマッチして、だから背筋にゾワッとくるものがあります。こういう作品、好きです。
もっと見る