レトロな雰囲気で語られていく、なさけなさが魅力的な小説家と飄々とした少し強引な記者男二人を中心にして語られる良き古き怪奇小説。面白くて一気に読んだ。なんていうか本で売ってたら絶対に買って本棚に置いときたいタイプ
ホラーの中でも特に古き良き幽霊話に焦点をあてた怪異譚。時代を感じさせる世界観の中で悪友二人が遍在する怪異に触れていく物語。そうそう、こういうのでいいんだよこういうので……激しすぎる物語に疲れた人…続きを読む
昭和初期の空気を切り取った怪異譚たち。彼らは相応に不気味でありながら、どこか切ない佇まいです。怪異の解決に乗り出すダメ男コンビ+αがこれまた、実に宜しい。繊細ながら図太くもある大久保は、理想…続きを読む
私は、バディものが大好きです。それも、どちらかに主導権があるのではなく、パワーバランスはあってもあくまで対等で、その根底に損得なしの友情が垣間見えるバディが、大好きです。この物語の主人公、大久保…続きを読む
内面に情報としてではなく情緒として踏み込む事が、俯瞰よりは主観達を棍棒として振り回す事が、ホラーとしてどう評価されるのか分からないけど、こういうアプローチがあってもいいんだなと。貴方もきっと納得しま…続きを読む
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