いつ殺されてもおかしくない女奴隷の独白でつづられる恐怖譚。一見すると舌を食べる艶夜様が怖いように見受けられるがけなげで純愛に生きる主人公が一番不気味に思えるのは私だけだろうか。震えながら結末を見届けたい。
どの作品にも独特な恐さと残酷さをもつ八島さんの作品のなかでもこれが一番好きです。がんばってください!
細かいことはぬきにして非常に面白い、その一言につきます。コレ艶夜sideからみたら全然ちがう話なんだろうなぁ…あと古代を舞台にしていますが構成やオチはSFの香りがします。
綺麗な和風の雰囲気に酔い、ストーリーで驚く。特に凄いと思ったのが色彩描写の緻密性。まるで風景が目に浮かぶようでした。
全文から匂いたつような独特の雰囲気がただよってきます。残酷なのだけれど、奇妙な美しさにあふれています。独特な世界も魅力的です。
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