抗えど惹き込まれてしまう・・・・・

ですます調の敬体で綴られる本作品。
それ自体結構レアで、惹かれるものがあります。
実際この物語の世界観を支える重要なファクターになっていると思います。
美しいけど、どこか影がある・・・・・・
これは紫乃だけじゃなく他の登場人物や物語の世界そのものを引き込んでいくような怖ろしい影ですね。
読んでる自分も引き込まれてしまいそうになる影。
怖いけど、魅惑的な作品です。