内圧と外圧に支えられた境界が溶けてなくなるのか、それとも弾けて割れるのか、そんな感じの展開を予想して読んでたんですけどね?ぶっちゃけビッグバンでしたね。
リツコの章まで読了。思春期真っ只中の4人の少年少女が繰り広げる物語。主題は恋愛でもあるのだろうけど、廃屋が、音楽が、そして少年少女たちのなんだかんだで作中の表現を借りれば「素性がいい」ところが、上…続きを読む
思春期独特の自意識を拗らせたリッコが見つけたのは廃屋を巡るという謎の趣味。無事に高校デビューを果たしても彼女の内面までは変わることはなく、休日にはクソダサ三つ編みメガネに戻って廃屋を巡る日々。そ…続きを読む
鬱々とした思春期の、重苦しいもやもやとした感受性を、軽妙な語り口と、切れ味のいいストーリーで表現した快作。ラブコメですが、これを読んで思ったのは、思春期小説だな、と。大人になる前の不安定な時期、…続きを読む
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