友情なのか愛情なのか、同情か憐憫か、はたまた別の何かであるのか。主人公の抱いた感情は最後まで明かされることはなかったのですが、奇妙な縁で繋がれた奇妙な関係性は思いやりに満ちており、読んでいてとても気持ちよく清々しいものでした。
夜、差し出された手を握るだけのバイト。なぜそんなことをするのか、一切の詮索はなし。主人公の心情描写もリアルで、この主人の目的はなんなのか、もうめっちゃ気になります!