奇跡は起きる。だって、今夜はクリスマスだから――

クリスマスの夜のペンションを舞台にした、推理? コメディ? 人間ドラマ? 何と言えばいいかわからないけれど、面白い話。

登場人物は、集まった客たちと、ペンションのオーナー。推理小説の伝統舞台とも言えるこのシチュエーションで、話は展開します。議題は「この中の誰かが、すでに死んでいるはずだ」。

ストーリーが進むにつれ、それぞれが抱える事情が明らかになり、広がり――収束していく。

話が進むほど、どんどん面白くなります。8話構成ですが、何だこれ? と思わずに、じっくりと読んでいただきたい。きっと満足いただける結末が、待っていますから。

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