大人になった「僕」が振り返る、子供時代の「ぼく」。

両親の不仲。誰もいない家。
「ぼく」はおじいさんと出会い、秘密基地の鍵を手に入れる。

子供時代に、親との関係に問題があった。
あるいは現在進行形で問題がある人は、読むとかなり精神的にキツい小説です。

一番キたのは、
「うちのは、完熟で塩だったわ」
という台詞。
親が100%の悪人であるならば、完全に憎んでしまえるのに。

それでも、ツラさを乗り越えて、最後まで読み通せば。
ぼくと僕と一緒に、満天の星空を見ることができるはずです。



『アフリカの難民の子供は食べ物がないのに』
って言われた者より。

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