とある寒村の忌まわしき土着風習が今、牙を剥く。

D大学映画サークルの面々は、限界集落――浪浜村へと向かう。彼らの目的は、『限界集落の過疎化』という社会現象に目を向けてもらうためのPR活動だったのだが……。

地方の物寂しい寒村って、それだけでホラーの舞台としては最高ですよね。ミステリーにおける嵐の山荘と同じくらい。

かなりリアリティを追及したホラーですが、そのリアルさが、じわじわと恐怖感を募らせていきます。特に村人達の『腹に一物あるといった態度』が怖いんですよね、これ。

亀裂が走る人間関係。具現化する村人達のおぞましき狂気。とある人間の裏切り。そしてその先にあるものは――。

本物のホラーがここにある。凄惨な描写に耐性を持つ方、是非ご一読を(⌒∇⌒)


悪夢は終わらない――。

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