とある寒村の忌まわしき土着風習が今、牙を剥く。
- ★★★ Excellent!!!
D大学映画サークルの面々は、限界集落――浪浜村へと向かう。彼らの目的は、『限界集落の過疎化』という社会現象に目を向けてもらうためのPR活動だったのだが……。
地方の物寂しい寒村って、それだけでホラーの舞台としては最高ですよね。ミステリーにおける嵐の山荘と同じくらい。
かなりリアリティを追及したホラーですが、そのリアルさが、じわじわと恐怖感を募らせていきます。特に村人達の『腹に一物あるといった態度』が怖いんですよね、これ。
亀裂が走る人間関係。具現化する村人達のおぞましき狂気。とある人間の裏切り。そしてその先にあるものは――。
本物のホラーがここにある。凄惨な描写に耐性を持つ方、是非ご一読を(⌒∇⌒)
悪夢は終わらない――。