じっとりと忍び寄る恐怖

正直に言おう。少し漏らしてしまったかもしれない。いやこれ本当に。
章を追うごとに徐々に近づいてくる恐怖。恐怖のあまり読みながら鼓動が早くなって行くのがわかったほどだ。
しかも、伏線をしっかり回収しつつ想定外の恐怖をぶち込んでくる書き方、私はかなり好きだ。
さらにしっかりとした設定は本当にこのような村があるのでは無いだろうかと思わせるようなリアリティさを生み出し、それがより幽霊では無い人間の怖さを感じ取れるようになっていた。

私はしばらく都会からは出れそうにない。読み終わってから一人でいるのが怖くなってしまったので、今からコンビニへ行ってこようと思う。

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