何とも身勝手な願い、そして小粋な結末
- ★★★ Excellent!!!
乙女ってやつぁ、と。
神様ならずともオッサンは、悩まされるわけです。
その願いは、随分、独り善がりなくせに一途で、貶そうにも叱ろうにも、その思いの丈には、何とも言葉を紡げない。
叶えてやりたい気もすれども、って。
おやおや、これ神様の気分かな?
結末が、ただの恋愛脳な少女なら、いざ知らず。
その身に厄をと、その想いならば、神ならずとも、読者の全てが報われて欲しいと願うはず。
人を想うとは、そういうことだろう。