縁結びのおじいちゃん神様、可愛いです。乙女みたいな発想に癒されます♪(神様に対して失礼過ぎますが……)
なんとも可愛らしいお話で忘れかけていた何かが芽吹くようでした。神様ったらやってくれますね!とても素敵な文章に☆三つです。
恋する中学生の女の子の願い事に翻弄される、大己貴命(おおなむちのみこと)のおじいちゃんがいい人(神?)過ぎて笑いっぱなしでした。ただ可笑しいだけにとどまらず、恋する少女の黒い一面も見え隠れするブラックな部分も魅力です。独り言(モノローグ)の味わいが素晴らしい完成度。大己貴命にまた会いたくなります。
このすっとぼけた(失礼!)神様がいい味出してる。イマドキのJCらしいころころと変わる表情がまたかわいいし、想い人の彼の純朴な感じもいい。いやー、もう、たまらんわ。ごちそうさまです!
お茶目な神様がお送りする、神社の恋物語。ほのぼの、ほんわかとした、コメディチック&ハートフルな短編小説。個人的には、神道の神様がバレンタインデーの手助けをするのかが、気になるところ(笑)
思わず笑ってしまう所が幾多も有ります。でも、コメディに溺れる事なく、物語は一度も脱線しません。しかも、起承転結がチャンと有る。お見それしました。他の作品も拝読させていただきます。こんな作品を書く作者ならば、里宇都志緒さんの「神様とテスト」を紹介しようと思いましたが、既にお読みになってましたね。
昨年、氷川神社を参拝しました。広々とした、古くからの武蔵野の雰囲気を感じたことを思い出します。大らかで力強い、それでいて人の心の機微を十分に察していただける。さすが、人々の信仰篤い氷川様ですね。
なんと神サマのひとり語りの物語です。イマドキの女子中学生とのやりとり。こんな計らいをしてくれるのなら、この神社に全国の恋する女子が殺到するかもしれません。……、でも誰でも叶えてもらえるというワケではないみたい。恋する女の子、ガンバレ。神サマ、どうもありがとう。
埼玉人(?)の友人や知り合いが私にもいますが、皆、気取っていなくて話しやすく、人が好(よ)くて、本当に良い人が多いです。この可愛い神様の人の好さは、埼玉県在住(?)ならではな気がします。自己中心的なお願いに、どうする!? と、心配しながら読み進めていましたが……さすが、神様!ほのぼの、ハラハラ、感動も味わえる作品です。是非読んでみて下さい!PS:実態になった途端に、階段を踏み外した場面では、すみません、笑ってしまいました。(神様、許してね)
神様視点というのは斬新で、最初の一文から引き込まれました。女の子の選択には「え!?」と思いましたが、そこはきっちり因果応報といいますか(あんまり詳しく書くとネタバレになってしまうので…)最後には純粋に良かったねぇと思うことができ、微笑ましかったです。縁結びの神様はいつも大変でしょうけれど、これからも頑張ってほしいです。
乙女ってやつぁ、と。 神様ならずともオッサンは、悩まされるわけです。 その願いは、随分、独り善がりなくせに一途で、貶そうにも叱ろうにも、その思いの丈には、何とも言葉を紡げない。 叶えてやりたい気もすれども、って。 おやおや、これ神様の気分かな? 結末が、ただの恋愛脳な少女なら、いざ知らず。 その身に厄をと、その想いならば、神ならずとも、読者の全てが報われて欲しいと願うはず。 人を想うとは、そういうことだろう。
わりと自分勝手で、それでもしっかり自業自得を受け入れる女の子に、いろいろ面倒を見てあげる神様翁は優しいですのう。紆余曲折ありましたが、最後はささやかな幸せがあってもいい、そんな読後感。
いろんな宗教にいろんな神様がいて信者はそれぞれの「神様像」をもっている。……んでしょうけど。この作品の神様は「ゆるーい感じ」で実に人間味があって、そして温かい。高校受験を控えた女の子の頼み事を受けてあげるお話ですが、一筋縄ではいかず……な面白味があり、女子中学生らしいモジモジ感もあって楽しく読める短編でした。いつも「川越市行き」の電車に乗ってるのでそんな個人的親近感にも◎です。
恋する乙女は縁結びの神様に、とある願い事をします。しかし、その願いは悲劇を引き起こしかねないことに気づき……。結末までは言いません。でも、すごくいいお話です。二人はこの後どうなるのか気になるところですが、きっと大丈夫。だって、縁結びの神様がいるんだから。
神様の視点による少女の恋愛もの。短い作品ですが物語の構成がしっかりしているので、気持ちのいい読後感を得られる内容となっています。とくに純粋で真っ直ぐな想いを抱く少女と人間味がある神様のお爺さんとのやり取りが絶妙でとてもよかったです。こういうの私好きです。綺麗な終わり方をする素晴らしい作品。是非読んでみてください! 面白かったです。ごちそうさまでした!
途中女の子の自分勝手なお願いに「何ですって?」と思いましたが、彼女の次々と変わるお願いを見ているうちに、なんだかすごく泣けてきてしまって。 そうよね、中学生の女の子にとっては、これが世界のすべてだもんね。気づいてくれてよかったです。 そんな彼女(と彼)を見守る神様の優しいこと優しいこと……。 きっといつの時代も似たようなことがあったんだろうなと思ったり思わなかったり。
神様が主人公の、ほっこりと心があたたまる物語です。 おじぃさん神様の語り口と、少女とのやりとりが小気味よく、素敵です。 我がままな少女が神様を振りまわしてますが、最後の我がままは思い人をおもんばかってのことで、彼女の優しさが見えてよかったです。 そして人間に振りまわされる人間臭い神様が、やっぱり素敵です。 さすが年の功! この物語を読んで、氷上神社に参拝する方がきっと増えるに違いありません。 さぁ、あなたもぜひ。
乙女とじじいのやり取りが面白い。でも、じじいめ、なかなかやりよるな。こんな神様がいる神社なら行ってみたくなりました。
愛嬌たっぷりで、お人好しの大己貴命。この作品を読んで、氷川神社にお参りすれば、きっとあなたにもいいことがあるかもよ! そんな気にさせるハートウォームなお話でした。