静謐な箱庭のなかで抗う、ふたつの魂。

緻密で美しい描写と、作品全体に流れる厳かな空気感、背徳感に魅了されて、一気に読ませて頂きました。
清らかで美しい少年の奥底に流れる、罪の本能。
罪の子と知りつつ、罰することができない司祭。
罪であるのは、はたしてどちらか。
最後に選んだ結末に辿り着くまで、一字一句取りこぼさず読んで頂きたい物語です。

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