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高校生の良二は相棒のミサ、秋介とともに夏祭りを手伝うことになっていた。準備も一段落した頃、記念として、何気なく撮ってもらった写真に写ったのは、２年前に不幸にもこの世を去った、彼らのもう一人の親友、野口恵梨香だった。SNSアプリの誤作動から、２年前の映像が偶然写り込んだだけと判明するものの、『彼女は2年前にこんなところで何をしていたのか』という疑問が３人に残る。過ごせなかった高校生の夏祭りの、共有できなかった思いを紐解く物語。

（この小説は以前に『星空文庫』に掲載していたものを、ほぼそのまま転載しています
http://slib.net/36805）