色彩都市にて

作者 RAY

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★★★ Excellent!!!

夜の都会の甘い艶やかさが詰め込まれた、一枚の美しい夜景の写真を見るような作品です。
街の輝きを見つめながら飲むカクテル。傍らに漂う魅力的な男性の気配。そんなときめくような空間の中に、読む者をあっという間に引き込みます。
心が揺れれば色も揺れる。都会で今を生きる女性の感性の描写が、とても美しい。
さまざまな色に輝く都会の夜を楽しんだような甘い感覚の残る、魅力たっぷりの作品です。

★★★ Excellent!!!

記事より印象に残った言葉で「きっと街の色じゃなくて心の色。」、心の持ちよう、接する人により変わる色彩、共感できる気持ちに、自分の未来の色彩を想像してみたくなりました。

★★★ Excellent!!!

夜の中で浮かび上がる色彩都市がたいへん鮮やかでした。
視覚はもちろんのこと、聴覚や触覚にまで訴えかけてくる描写によって、色彩都市を歩く感覚を疑似体験しているような気分になってきます。
こういう作品は、どちらかと言うと色彩都市に映る語り手の心象風景が鮮やかになっているものが多いし読みやすいと思うのですが、
この作品は読み手の心象風景を映し出す、ということに挑戦されているように私には見えて、
それが追体験するような描写によって成功していて、素晴らしいなと思います。

★★★ Excellent!!!

メロディが心の中に流れています。
聴いたこともない旋律なのに、とても心地よいのです。

一行目に視線を落としたところから、そのメロディが始まります。
ありきたりな、既成のポップスではありません。
読み進めると、メロディに誘われて、観たことのない絵画が心に描き始められます。二つが交わり、とても美しいハーモニーへと昇華していきます。

この掌編は、読み手の心に文字を使って音楽を奏で、絵を描いてくれます。最後の一行に触れたくない、もっと聴きたいし観たいのに……

もう一度レコード盤に針を落とすように、一行目から読んでみましょう。

言葉をこれほど美しく輝かせる物語は、男性にもぜひお読みいただきたいなと願います。

★★★ Excellent!!!

 多彩な色をイメージするタイトルでありながら、一読は一色のイメージがします。それでもスクロールを冒頭に戻して読み直せば、そこには鮮やかな本当の色とでも言えるものが窺えました。

 寒色、煌めく色、馴染んだ日常の色、そして恋をイメージする色。

 読んで良かったと思えました。ありがとうございます。

★★★ Excellent!!!

1つの色が人によって、そして気持ち次第で違う色に見えることがあるとしたら。
同じ時に同じ色彩を感じる人に出会うため、都市は色彩に彩られているのかもしれない。
様々な色彩に包まれる都市空間に暮らす人々の、1つの出会いを綴った叙情詩です。
あなたの心のオーラの色を感じながら読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

ただ…それだけのこと。
なんでもない会話…それだけ。
でも、そのワンシーンが切り取られ、たまたま気になる1枚の写真に目を止めた、そんな作品。

★★★ Excellent!!!

見える景色だけでなく、すべてのものに色がある。
出来事にもこころにも色がある。

こころが落ち着いている夜に読んでみてください。
みなさまのこころもそれぞれの色で彩られると思います。