淡く透明で揺れる水彩画のような

二人の少女の心を綴った物語。先生への恋、幼馴染への恋。
それぞれに、簡単に報われるものではなくて、そこがまた愛おしい。

移り変わる季節を、瑞々しい感性で伝えてくれる。
葉月先生の、理科の先生ならではの博識ぶりも興味深い。

この子たちはどんな大人になるだろう。
きっと素敵に成長するのだろう。
そんな風に思える。

淡く透明で揺れる水彩画のような作品です。

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