眼鏡として表現されていますが、読んでいて思うのは「誰もが臓器になる変わる必要なもの」を持っているんだなってことですね。スマホ、服、カバン、財布、筆記用具、車。どんなものでも、必ず必要な臓器なんですねえ。
着想が良かった。表現次第でもっと鋭いインパクトも残せそうな一篇。
すらすらと読めて、けれどもぐっとくる余韻を味わえました。普段あまりものを言わない人が語る言葉には、凝縮された重みがあると思います。眼鏡を通して、父親の思いという情報に触れる。素敵な物語に出会え…続きを読む
「意地を張らずに父親の経験をどんどん聞いて、どんどん学ぼう」と最近思っている僕の心に、この小説は寄り添ってくれました。
ただ生きるのではなく、人として生きることを考えさせてくれる作品。
もっと見る