読み手がどこまでも想像することができる

もっと書けるはずなんだ。
空想と現実の差異とか、どっちがいいとか、どっちがダメとか。
その仕事に意味はあるのかとか、本当に正しいことなのだろうかとか。

この設定から、書けることはいくらでもある。
いくらでも考察を広げることはできる。

でもそれは書かれていない。
最低限しか書かれていない。

しかしそのおかげで、読み手がどこまでも考え、悩み、想像することができる。
どうしても考えさせられてしまう、短くも構成のしっかりした良い作品でした。

その他のおすすめレビュー

飴雨あめさんの他のおすすめレビュー58