切なくて淡い、誰も知らないひと夏の思い出。

ボリュームや文章のスタイルは比較的ライト、
すっと物語に入っていける語り口、
でも読後にじんわり広がる切なさ……。

彼女たちのことを、人は「不幸」だと思うだろう。
だけどもし、こんなに優しいバトンがあるのなら。
誰かに知られることがなくても、きっと幸せを抱えていける。

幸せや命について考えさせられる物語でした。
ぜひ夏のうちに読むべし!

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