古代日本に起きたかもしれない歴史の一場面。清々しい恋愛物語でもある。

古代日本の時代では、邪馬台国から大和朝廷に移り変わる経緯が明らかにされていません。だからこそ想像力が掻き立てられます。作者の想像力に脱帽です。想像だけど、筋が通っているので、全く荒唐無稽ではありません。
また、二千年も前の物語なのに、”新しい時代の幕開け”に、確かに同意してしまう。その時代の奔流に巻き込まれ、必死に自分の運命を全うしようと努める登場人物達。彼等の活躍に思わずエールを贈ってしまいます。

作者へ)
神話の登場人物に与える役割を変えると、こうも違う物語になるのか!と大変興味深く拝読しました。西暦247年のイベントも効果的に使われていますね。
でも、私は九州説の信奉者です。
ラスト・シャーマンのタイトルにはセンスを感じました。閲覧者の関心を喚起させるだけでなく、物語の真髄を能く表現した名文句だと思いました。

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