エピローグ

最終話 結末

 これが、眼鏡っ娘の彼女が「裸より裸眼を見られる方が恥ずかしい」と言うから、俺が「じゃぁ、脱いで」と冗談混じりで言ってみたら、本当に脱ぎ始めた件についての全てだ。

 本当に不思議な体験だった。何であんなことになったのか、今でも分からない。

 すぐに服を着てしまったわけだから、俺と違ってその後の事を期待していたわけじゃないだろう。

 きっと、俺が聞けば彼女は答えてくれる。でも、俺はそれを聞けずにいる。聞いてしまったらこの夢のような体験が本当に夢になってしまうような気がするから。

 そう、だから、こうして形に残すことで忘れないようにしたんだ。俺の、大切な思い出を。

 俺のつまらない話を最後まで聞いてくれてありがとう。

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