眼鏡っ娘の彼女が「裸より裸眼を見られる方が恥ずかしい」と言うから、俺が「じゃぁ、脱いで」と冗談混じりで言ってみたら、本当に脱ぎ始めた件について。
星成和貴
プロローグ
第1話 彼女
彼女、
年は17歳、女子高生。
顔は、まぁ、可愛いと思う。
身長は、150あるかないかくらい。
そして、スタイル抜群。中途半端なグラビアアイドルなんかより、よっぽどエロい……じゃなくて、素晴らしい身体をしていらっしゃる。ごちそうさまです。
そして、濡れ羽色、と形容するにふさわしく、腰近くまでのまっすぐな、黒髪。体育の時などは邪魔にならないようになのか、上の方で縛って、ポニーテールにしている。
そして、何より目を引くのは……
赤い、プラスチックのアンダーリムの眼鏡だ。
そう、俺の彼女は日本で、いや、世界で、これも違う、宇宙で一番可愛い眼鏡っ娘なのだ。異論は認めない。
あぁ、俺のことも少し話しておくべきか?俺はどこにでもいる平凡な男子高校生だ。これだけで十分だろ?
え?名前?拓斗。
彼女との馴れ初め?クラスが一緒で、俺から告白したら、何故かOKされただけだよ。マンガや小説みたいなドラマは何一つないよ。だから、割愛だ。
もう十分だろ?それじゃ、話すぞ。あの、不思議な日のことを。
あれはそう、梅雨が明けて、暑い日のことだ。夏休み直前で、その日は俺の部屋に彼女が来た。そして、両親はいつも通り家におらず、二人きりだった。
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