第4話 下着
彼女はそのままさっき途中でやめたスカートに手をかけた。ボタン(?)を外して、ファスナーを下ろした。
すると、そこからさっき見えた水色が見えた。そう、パンツ。その布地は細く、あ、女子の下着って小さいんだ、と感じた。
そのまま、スカートから足を抜いた。その動作はとても色っぽく、必然的に前屈みになるせいでおっぱいが今にも溢れ落ちそうになっていた。
しかし、今の俺が目を引き付けられるのはその豊かな胸でも、普段は見ることができない水色の下着でもなかった。いつも半分くらいは見えている太もも。そこだった。
程好い太さで、適度に脂肪がのったその柔らかそうな質感。ダイエットなどはたぶん、してないのであろう。だからか、とても健康的で、それが逆に扇情的になっていた。
それは、胸のような直接的な破壊力は一切ない。しかし、間接的な破壊力ならこちらの方が圧倒的に上だった。何がそこまで俺を引き付けるのかは分からない。
そして、動く度に微妙に変化する角度、そのどこから見てもそれは芸術的な美しさを持っていた。それと同時に、性的な魅力も十分にあった。
だから、俺はその太ももに見とれつつも、続きを待った。
彼女はスカートを畳んでいる。しかし、心なしかさっきまでよりゆっくりになってきている気がする。
でも、俺はもう止めることはできない。むしろ、早く脱いでくれ!と思うほどだ。でも、ゆっくりにされることが焦らされているようで、それがまたある種の別の興奮を俺にもたらしていた。
スカートをブラウスの上に置いた。
その手がキャミソールの裾に触れた。
俺は唾を飲み込む。
ついに、ついに来るのか。あのおっぱいを見れるのか?
もちろん、ブラはしている。実際に肩紐が見えている。それは、パンツと同じ、水色。
しかし、今までは全てが服に包まれて見えていなかった。それが、ブラ一枚、つまりは、ほぼ全てがさらけ出されようとしている!
俺は凝視した。
ゆっくりと持ち上がる両手。そのまま、胸を通りすぎ……。そこで、事件が起こった。
キャミソールが胸を通過するとき、少し引っ掛かったのだ。すると、少し持ち上がり、しかし、キャミソールが外れると、重力に負けて落下し、
ぷるん
と、見事に揺れた!あんなにも揺れることがあるのだろうか、と思えるほど見事に。
彼女がキャミソールを畳んでいる間、俺の頭の中で何度もリピートされた。
ぷるん、ぷるん、ぷるん、ぷるん、ぷるん、ぷるん、ぷるん、ぷるん、ぷるん、ぷるん……
俺の股間はすでに爆発寸前になっていた。それを無理矢理押さえ込み、彼女を見る。
残るは、パンツとブラ。次はどっちだ……?上か、下か……。
しかし、彼女はキャミソールを脱いだときに乱れたのか、長い髪を整えていた。
それは、俺を焦らしているのか?わざとなのか?問い詰めたい思いを押さえ込む。
彼女の、彼女のペースでいいんだ。無理に急かすな。機嫌を損なわれて、見れなくなったら、そっちの方が問題だ!
俺は静かに待った。
そして、彼女の手はゆっくりと……
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