寒気がするより心が温かくなる怪談。
- ★★★ Excellent!!!
9月に入ってから本作品を読みましたが、真冬に読んでも良いかもしれません。
最初、作者はカクヨム投稿者への当て擦りも兼ねて書いているのかと、誤解しました。そうではありません。主人公のキャラ設定に必要なプロセスだったのです。しかも、そのキャラ設定が完成しないと、全体、特に終盤の構成が完成しないのです。
終わりはハートフル。私も長良さんと同意見で、埋もれさせるには惜しい作品です。
ちなみに、歌舞伎や講談を思わせる言い回しが上手だと思いました。作者が読書好きだということが良く分かります。