コメディにバトルに吸血鬼にフルスロットル!

物語が想像を超えた瞬間、あなたはどんなことを感じますか?
恐怖であったり、幸せであったり、でも一番に抱くのは好奇心ではないかと思います。この作品は今後どうなるのだろう、キャラクターはどうなってしまうのだろう、と。この作品ではそんな心躍る体験をさせて頂きました。

具体的にどう想像を超えていたか?
この物語はパンデミックであったんです。私自身がそんな規模のものを書けないから、「いやいや、まさかパンデミックに突入しないだろ~」と読み進めていたんですが、開けてみると想像をはるかに超えたとんでもない規模の物語でした。
1つの町を使ったエンターテイメント、沸き起こる吸血鬼騒動のスケールの大きさ!

『しじまの時』というバトルシーンでの一瞬を切り取った場面など、小説でここまで出来るんだよ、と可能性を教えて頂いた気がします。
コメディにアクションに魅力全開、書き切るってこういうことなんだなと思いました。
とにかく面白いので皆さまにぜひ読んで……

……と、おっと、こうして話しているとどこからか小鳥の鳴き声が……

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