テクノロジーをシニカルに物語る魅力。

 シニカルなストーリーが、文明社会に歩む僕達に、進む先の床に落ちている、「バナナの皮」に気付かせてくれる。
 拾い上げた皮には、物語がありました。

 人類の多くに、恩恵をもたらすテクノロジー。こうして、気軽に他者の創作を閲覧し、感想を手軽に書き込めるのも、そのお陰です。

 反面、高額のコストや、地域の問題で、一部の特権だったり。薬物のような副作用、もしくは体質適合のように、合わない人、受け入れない人、理解できない、付いていけない人と言った、ナニがしかの、格差を生み出しいるのも事実です。

 その強大なパワーは、時に人を惑わせ狂気えと誘う。
 いや、惑わせれたのでなく、夢を追い続けただけ、自分の願いを叶えただけ、多少の犠牲はやむ得ない。我慢する必要が何処にあるでしょうか?
 他者との協議、合意が全てなされて、生み出された技術など、この世に存在するのでしょうか?

 単純生命と自然現象が、地球上に神々しいまでの成果を生み出すように。
 人が生み出したロボットが、悠久の時間を使えるなら。命令を果たし続けた先の成果は。ヒトの技を超え、神の領域に至ることも可能では?

 こんな感じで、床に落ちた「ババナナの皮」を、私は探していくのです。

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