巨大ロボとロリータ。陳腐だが永久不滅の組合せ。

何を例えに挙げれば伝わるだろうか?

アレコレ悩んだ末に選んだものが、士郎正宗原作のアップルシード。中でも、全編がCG映像だった映画Appleseed alpha 。あの世界観を連想して欲しい。
世界大戦だか最終戦争だか何だかで理性的な文明社会が崩壊し、それでも人類は逞しく生きている、みたいな作品。

アップルシードみたいな男女のペアは登場しない。世紀末の世界なりに男も女も登場するけど、恋愛感情に立脚した男女ではない。
ヒロインに焦点を当てており、秋葉系オタク狙いの作品かと思う。ステディは不在と言うお約束が守られています。

また、巨大ロボも魅力の一つ。超時空要塞マクロスの旗艦(単艦だけど)みたいなのがノッシノッシと地表を歩く。
この設定が作品タイトルの由来だ。
ロボットに話を戻すと、マクロスよりも鉄人28号が近いな。リメイク版OVAの迫力ある鉄人。原子力エンジンて言うのも近い。
その巨大メカの格闘シーンの描写が文字数的には半分。好きな人には堪らないし、そうでない人には食傷気味に感じられるだろう。読者を選ぶだろうが、それだけ個性的だと言うことです。
個人的には、駆逐艦を鎧として装着した巨大メカの勇姿をCGで見てみたい。

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