高齢者は機械化した!(但し根本的に何も解決してません)

高齢介護は何れ人の手から離れて機械へ移行するかもしれない。現実世界でも密やかに囁かれている話ですが、この小説のようになったらそれこそ社会問題化は待った無しですね(笑)
しかし、機械に頼っても所詮人は人。記憶があり、感情があり、それ故に思い出やその時の出来事がふと漏れ出す瞬間は哀しいとしか言い様がありません。
暴走を止めたのは彼女の為か、はたまた自分の為か……。答えを見付けようとすると、意外にも奥深い闇が潜んでいるだなと思い知らされました。

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