タイトルに惹かれてずっと気になっていた作品。矛盾をはらんだ倫理観の推移を、巧みな構成と淡々とした文体とで描ききっている。淡々としているけども、実はむせび泣いているような気配が漂う。
晴見 紘衣(はるみ ひろえ)です。 影のあるハッピーエンド、光のあるアンハッピーエンドが好きです。 『白矢の雨』短編の代表作 名刺代わりの一作。日本昔話の…
本当に久しぶりに、文句なしの傑作SFだった。これぞSF。 食べるという原点を安直な倫理……『ハンニバル(トマス・ハリス著 高見 浩訳 新潮社 敬称略)』のレクター博士風にいえば、『道義用排泄パン…続きを読む
最後まで読んだとき、なんだか心が粟立つような感じがしました。動物を殺さずに肉を食べられるようになったことが、逆に命に対しての更なる冒涜を生み出しているように感じました。とても考えさせられる作品だと思…続きを読む
人間が想像できることは、人間が必ず実現できる byジュール・ヴェルヌ
偽物の…という点で、ブレードランナーに似た世界観を感じた。雰囲気で読ませるとてもいい短編だ。
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