タイトルに惹かれてずっと気になっていた作品。矛盾をはらんだ倫理観の推移を、巧みな構成と淡々とした文体とで描ききっている。淡々としているけども、実はむせび泣いているような気配が漂う。
晴見 紘衣(はるみ ひろえ)です。 影のあるハッピーエンド、光のあるアンハッピーエンドが好きです。 『白矢の雨』短編の代表作 名刺代わりの一作。日本昔話の…
食わねば死ぬが、いま口にしているものは果たして食事か?ぜひ紙の本で読みたい。
これはいいSF。二度目の喪失が物悲しい。
道徳では命は尊いと言われても、自分の命の為に何かを殺して食べないといけない。そんな当たり前だけど、考えてみればおかしい事を淡々と書かれてる様を読んでると近い未来の話にも感じて怖く感じた。
面白かった最初に提示された設定に基づいて話が進み、その設定における世界は果たして今どんな状態なのか、それを知りたく、またオチが気になって、最後まで読まされてしまったじんわりと余韻の残るオチでした
もっと見る