これはいいSF。二度目の喪失が物悲しい。
現実に興りつつある、いくつものパラダイムシフトを、さらっと作品に落とし込む実力と感性。スピード感。プレゼンも含め、著者の魅力や才能が凝縮された作品だと思います。もっと読みたい。フォルカスや主人…続きを読む
小説の中にもタバコの件などで出てきますが、もう既に、こういう倫理の逆転がかなり起こっていますよね。今正しいとされている事が、以前はとんでもだったり。。民主主義って、多数派が正しいという概念ではないん…続きを読む
将来、実際に起こりえるようなテーマですね。現在家畜として食べられるために生みだされている生き物たち。確かに人間本位だし残酷な行為なんだと思います。殺して、食べる。でも、だからこそ、命に対して鈍感…続きを読む
タイトルに惹かれてずっと気になっていた作品。矛盾をはらんだ倫理観の推移を、巧みな構成と淡々とした文体とで描ききっている。淡々としているけども、実はむせび泣いているような気配が漂う。
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