なんども読み返してしまうほどに素晴らしい完成度です。
昨今、流行のヴィーガンについてのテーマです。自然と共に生きるのは同時に命を食むということ。倫理も突き詰めすぎると訳がわからなくなる見本ですね。似たような作品を書いているので、正直面白いと思いま…続きを読む
将来、本当にこんな世界がやってきてしまいそう。やってくる可能性を否定できない。だからこそ、この小説は読む価値がある。効率が正義で非効率は悪、そんな味気のない世界になる前に、社会への警鐘として、広く読…続きを読む
タイトルに惹かれてずっと気になっていた作品。矛盾をはらんだ倫理観の推移を、巧みな構成と淡々とした文体とで描ききっている。淡々としているけども、実はむせび泣いているような気配が漂う。
短編だが、見事に未来の倫理観を表現している。2000年代と未来の倫理観は全く違って、当たり前だった事が『悪しきもの』として法で規制される世界。それが、一匹の猫のエピソードに上手く収束している。…続きを読む
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