どうしてもその引っ掛かりを言語化できない。うあー・・・うあー・・・と唸りながら読むしかないのだ。
【書籍化作品】 ・『いちいち癇に障るんですけどっ!』KADOKAWAビーズログ文庫 https://kakuyomu.jp/publication/entry…
私たちが今生きていることと、私たちが今感じているものとは何なのか。現代よりも少しだけ科学技術と倫理観が手を伸ばした世界を通して、そこへと向かいつつある今の私たちの世界へ問いを投げかけている秀作。
読んでていて、未来がこうなる可能性があると思い、怖くなった。それでも多分、この主人公のように新しい時代の子供たちは、平気で暮らしていくだろう。何も疑問には思わず、日常を生きる。だからこそ、今…続きを読む
新たな科学技術が生まれれば、新たな倫理的価値観や制度が生まれていく。科学だけを知っているだけでは、この世を制御できないことを実感させられる。
フォルカスのイキモノとしての誇りは、果たして、人間を上回っていたのか、それとも環境に適応できなかった敗者だったのか。不思議な余韻を残す作品です。
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