倫理的に誰も間違っていなくて、きっと誰もが間違っている

誰もある意味ではきっと間違ってないのだけれど、誰もかれもがなにか間違っている。
じわじわと心に忍び寄るSF作品には、どこかで、必ずそんな感想を抱きます。もちろん、この小説も。
作中、動物を飼っている身としては本当に心がキュっとなるのですが、それでも「どこがダメなのか」は客観的に言葉で説明できない。苦しい。
心にどこか引っ掛かり続ける物語です。

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