人々を押し流す時間の流れ

体感する時間の違いを軸に描かれるSFです。しかし扱われているテーマは人が生きていく上で否応なしに体験せざるを得ない時間の流れであり、生の条件に本質的でありながら、むしろささやかなものとなっています。ある意味では全く違う物語であるにも関わらずロバート・ヤングの『たんぽぽ娘』を思い出しました。

それはきっと、この小さな物語が、喪失と再会の物語でもあるからかもしれません。