人に読ませるエンタメとはかくあるべき

所謂文章力、とでも言うのでしょうか。
ネットに自分の作品を公開する者ならば誰でも欲しがる力だと思います。
しかしそれをいくら突き詰めたところで、面白くなければ大衆には読まれもしません。
そういったニッチな層に「お上手ですなぁ」とわけ知り顔で批評される、その程度の作品しか生まれないことでしょう。

ではどのようなものを書けば、読む者を笑わせられるか、喜ばせられるか、感動を、分け与えることが出来るか、不条理に怒りを抱かせることが出来るか。

上質なエンターテイメントを生み出す為の糸口が、この作品を読むことで見えてくるのではと思います。

内容について、あれこれとここで僕が語るのは、あまりにも野暮というものでしょう。

まずはこの作品を読んで何かを盗んでやる。分析してやる。あらを探してやる。
そういった打算めいた考えを投げ捨てて、自分の左手が届くところにスナック菓子を置くのです。二リットルペットボトルの飲料があればなお良し。
そうしてようやく、貴方はこの物語の一ページ目に足を踏み入れる。

きっと上質なエンターテイメントが、貴方の心を満たしてくれることでしょう。