私と本と宝物。

さかな

0.はじめに

 あなたにとって「本」とはどのような存在であろうか。


 私にとっての本は、「知識」であり、「知らない世界を疑似体験させてくれる友人」である。私を形作るものの70%くらいは本から得たものだと思う。

 

 生物として生きていくうえで本はなくても生きていけるだろう。だが、わたしがとして生きていくためには、本は「なくてはならない」存在だ。


 このエッセイは、今までに出会ってきた本がどのように私自身を形作り、影響を与えたか、つれづれなるままに語っていくものである。


 ……というかたい前置きはさておき。

 これを私が書こうと思ったきっかけは、至極単純である。

 「昔大好きだった本について、思い出話をしながら語りたい」「同じような思いをした人と、思い出を共有したい」というものだ。


 心の奥へ大切にしまってあって、ふとした時に顔を出す欠片たからもの


 願わくば、このエッセイを読んだ皆様が「ああ、こんな本読んだなあ」「あんな本が好きだったなあ」と、懐かしい思いになれるきっかけが作れるものになりますように。

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