限りなく現実に近い、何気ない体験を描こうとしているにも関わらず、セリフ選びのそれは実に虚構的である。しかしそのセンス自体はとても磨きをかけられたもので、リアリティを孕んだストーリーとのギャップが面白い。 欲を言えば、喫茶店の描写や紅茶、喫茶店の中からでも聞こえてくる雑踏の音、店に入ってくる彼女のより生々しい描写、などによって、さらに現実感を肉付けできれば、より大きなギャップでインパクトをもたらすことができるように思う。 夏はこれから、来るべき、誰もが楽しみにする夏祭りを夢見つつ、読まれたい。
そのままの意味です。時の流れを忘れてしまうような、そんな物語です。ヒロイン、でいいのでしょうか?個人的に、とても好みです。ヒロインとの出会いも不自然ではなく、それとなく自然な流れで、くどくなくとても読みやすかったです。いつの間にか時間が経っている、その間にどんなに話をしていたのだろうか、など。いろいろと考えながら読むことも出来ると思います。書く側の人間ではないので、あまり参考になるレビューではないかもしれませんが、とても面白い内容だったので、ここに記させていただきます。これからも頑張ってください
もっと見る