権謀術数&ボーイ・ミーツ・ガール。

純粋さは残酷さにどの程度立ち向かえるのか。

題材、結構深いと思うんですよ。「家」単位の思惑と、親族を道具というか駒みたいに動かしていく感じが。いかにもお家騒動というか、それが国家まで侵食していきそうだから厄介なんですけど。

そういう壮大な、というよりドロドロしたものに、純情なボーイ・ミーツ・ガールを掛け合わせてしまう。メイシアとルイフォンの白さがより際だつというか、なんというか。絶妙です。

できることなら家というしがらみを抜きにして幸せになってほしいなーと思う関係ですが、家に関わるからこそ物語として面白くなるので、ジレンマです。

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