概要
ご飯にする? お風呂にする? それとも、ナ・ゾ・ト・キ?
俺は、世界で一番愛している女、真波(まなみ)と同じ家で暮らしている。
しかし七年目の記念日、真波からは何も言われず、焦りと苛立ちが募る。
ミステリー掌編です。
しかし七年目の記念日、真波からは何も言われず、焦りと苛立ちが募る。
ミステリー掌編です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!真波。俺の記念日、憶えてる?
ひと言で言っちゃいますと、この作品は叙述トリックです!
主人公はいっしょに暮らし始めて7年めになる、世界でいちばん愛してる“真波”さんが、今日っていう記念日を忘れてないかなと不安でたまりません。
お風呂は気持ちいい。ハンバーグはおいしい。でも、主人公のはやる気持ちは募るばかり……
というのが物語の起と承の部分。
1345文字のショートショートなので、この次はもうどんでんが返ってオチになるのですが、
いや、やられます。
すばらしく綺麗に落とされて、見事にだまされるんですよ。
これ以上は謎が解けちゃうので言えませんけれども、ムダを極限までそぎ落としたソリッドさがなによりの魅力です。
トリ…続きを読む