漢字への愛に満ちた1冊の書。

漢字には、意味が きちんとあって
ここでは、由来や 用法が 愛をこめて 語られている。

1冊、こんな漢字字典 自分の手許にも ほしいな。
夢を持った 漢字と一緒に、果てしなく 旅ができる。

ちらちら すきなところから めくってみたい。例を挙げてみよう。

まずは、自分に由来する 漢字を調べてみる。
お、第37章に、六が あるぞ。

六は、テントの形。ちゃんと 支えられそうだ。
私は 雪の結晶がすきなので、六角形が だいすき。

数字による性格判断がついている。7に比べて人気のない6。
知らぬ間に 一人で突っ走る人。 当たってる。
ちなみに9もすきで、また 言い当てられて 笑ってしまった。

では、あまりすきじゃない漢字は どうだろう。
例えば、蛋。 蛋白の 蛋。 虫が入ってる漢字って ちょっと寒い。

蛋は 卵の意味。 ピータンのタン。この時点で ほっこりする。
そして、蛋白石は、オパールのこと。乳白色の輝き。
好きになってきた。更にプラント・オパールに続く 古代ロマン。
もう 今までと同じきもちで、この漢字を 見つめられなくなった。

一つの章に 六こずつ 選ばれた漢字たち。
どうやって この組み合わせなのかも 思い巡らせてみたい。

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