下ネタの下ネタによる下ネタのための、下ネタ世界

 下ネタ異世界もの。そんなジャンルがあるのか自分は知らないが、この作品はその地を開拓している。
 小気味よいテンポで進むストーリーは、四コマ感覚で時間を見つけたときにさらっと読める。キャラもイクイク……もとい、イキイキとしていてカケアイが楽しい。そして、発想力と言葉選び、下ネタの挟み方にセンスを感じて感じて……ぃひぐぅ……感じまくってしまった。

 (実は先に)下ネタ異世界ものを書いていた身としては、「私は絶対に先輩の身を譲るつもりはな……んほぉおおぉぉおおおお!」と、即堕ちせずにはいられない作品である。読み終わったあとでは「けしからん! もっと犯れ!」……という尊敬の気持ちでいっぱいだ。
 下ネタを不快に感じない方は、ぜひ手に取って読んでみてほしい。

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