これは凄い…とても良質なSFです。このレビューで出てくるゲームは存在しない。なのに、あたかもそれは存在して、歴史の中の一部のように感じられる。読んでいてとても不思議な気持ちになった。
退廃的な近未来に起きた出来事を、未来人の、それも何の変哲もないゲーマーの視点から語るこの話は、むしろ真にサイバーパンクなのではないか?という疑念は絶えない。
最初見たときは本当にあるものかのように思ってしまった。設定もリアルで吸い込まれそう。少し残念なのはストーリーではないのでキャラクターがおらず語りのみ。でもそれすら大丈夫に思えるぐらいの描写力です。
クソゲーではないけれど時代を先取りしてコスト高で採算取れず消えてしまったゲームというのはいろいろあると思う。鉄機とか、4体入ってるエクシードとか、バトルテックとか。本編とは関係ないですが、そうい…続きを読む
「低評価ゲームの再評価活動」をライフワークとし、世界中の低評価ゲームを収拾、アラモゴードから出土された伝説の低評価ゲーム「E.T.」を購入した日本人としてメディアに取り上げられた事もある赤野工作こと…続きを読む
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