猫の『先生』と語る、書くことと物語の生まれるまでについて

【石川布団】という売れないライトノベル作家。
彼は、何を考え、いかに苦しみ、どう書き進めるのか。
私小説風フィクションではあるが、ここで語られる心境は限りなく本物に近いであろう。
そんな彼を支えるのが、その聞き手であり、師ともいえる存在の猫『先生』である。
一人の作家と一匹の猫が語り、進めていく、物語が生まれるまでの外側事情。
孤独な創作者にこそ読んでもらいたい一作。

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