これほど奥行きのあるweb小説があるだろうか!

現実世界にあるのかないのか、まったくわからない不思議な駅舎で働く主人公。
姿を見ることもできない駅長。
出入りするさまざまな人々。
なぜこのような駅舎が存在して、多くの人々がこの駅を利用するのか?
物語は、汽車が吐きだす煙惑わされるように進行する。
何といっても、情景がすばらしい。
駅舎や汽車の描写、登場人物、彼らの想い出、喜び哀しみ、口にするもの、そういったものひとつひとつにまで細心の心遣いで描きだされている。
描かれる駅舎は、どこまでいっても果てがない迷路のようであり、登場人物を、読者を惑わせる。
少々長いが、一気に読んでしまうことができる。
読むべき価値のある物語だ!

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夢みる駅舎

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